Appleが公開したサポート情報によると、以前のiOSのバージョンでは、サーバーとの通信で用いられる「CFNetwork」に含まれる脆弱性により、悪意あるサイトにアクセスすると機密情報が漏洩する可能性があるとのことです。
さらに、フォント関連の脆弱性や動画再生関連の脆弱性により、任意のコードが実行される可能性があり、他にもカーネル、DHCP、メール、OpenGLSafari、Webkitなど、数多くの脆弱性が報告されているそうです。
対象機種はiPhone 3GS以降、iPod touchの第4世代以降、iPad 2以降となっていて、これらの対策方法としてJPCERT/CCとIPAが運営するサイトでは「iOS 6」へのアップデートが案内されているとしています。
「iOS」の新しいバージョンがリリースされると新機能の方に目が行くのは当然ですが、こういった脆弱性への対応が含まれているためアップデートはかなり重要だと思われます。地図アプリが不満でアップデートをためらっている方の話をよく聞きますが、こういった点からもアップデートをお勧めします。
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