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ITC、Appleとサムスンの特許訴訟でAppleに有利な仮決定

CNET Japanによると、アメリカ国際貿易委員会(ITC)が、Appleの「iPhone」「iPod」「iPad」はサムスンの4件の特許を侵害していないという仮決定を下したと伝えています。

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サムスンは2011年8月に申し立てを行っていて、当初はAppleがモバイル製品でサムスンの特許5件を侵害していると主張していたが、その後、MP3の音楽の技術に関する2005年の特許をサムスンが除外していたそうです。

ITCは今回、残りの下記に示す4件について特許侵害を認めないという判断を示したとしています。
・CDMAワイヤレス技術の特許
・ワイヤレス機器におけるパケット伝送に関する特許
・スマートフォンの電話番号入力に関する特許
・デジタルドキュメントの特許
この決定(PDF)は仮のもので、ITCの委員6人全員の承認を受ける必要があるそうで、サムスンは声明で、「最終的には全委員によって、われわれの技術革新にただ乗りしている責任をAppleは負うべきだとする、われわれの立場を支持する決定が下されると確信している」と述べているそうです。

なお、Appleの広報担当者はコメントを拒否したとしています。

各国によって様々な判決が出ているAppleとサムスンの特許訴訟ですが、アメリカでの判断はApple有利なものが多いような感じがしますね。

以前にもお伝えしましたが、サムスンはLTE関連特許でAppleを提訴する構えも見せているようなので、今後も両社の裁判は続いていきそうです。

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