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Susan Kare氏、iPhoneとサムスンのスマートフォンを取り違えたことがあると証言

先日、Mac OSのインターフェース要素やグラフィクスを作り出したSusan Kare氏がAppleはサムスンが争う法廷で証言するとする記事をお伝えしましたが、WIRED.jpによると、Susan Kare氏は、9人の陪審員たちに対して「iPhoneのユーザーインターフェースやグラフィックについて指摘しようとして、画面を確認するためにiPhoneに手を伸ばしたのだが、気がつくとそれはサムスンの電話機だった」と証言したと伝えています。

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Susan Kare氏は、「グラフィックをかなり細かく見る人間だと普段から自認しているが、そのわたしが間違えてしまった」と語り、サムスンの「Galaxy S」など12種類のスマートフォンはiPhoneと基本的に同じであり、「混乱するほど似ており」「偶然とは思えない」という印象を与えると証言したとしています。

その上でSusan Kare氏は、iPhoneで採用されたデザインに代わる、実現性のあるデザインは存在するとし、陪審員に対して、「そうしたデザインを作成する仕事こそ、わたしがずっとやっていることだ」と述べたそうです。

最後の部分でSusan Kare氏はが語る「そうしたデザインを作成する仕事」という部分が今回の証言のポイントなのかなと思います。iPhoneが最高のデザインではなく、それを超えるようなものをつくることこそデザイナーの仕事という強い思いがあるのではないでしょうか。