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iCloudがハッキングされ、過去数年分のデータが抹消される事件が発生

投稿時間2012.08.06
Gizmodo Japanによると、アメリカのGizmodoマット・ホーナン元記者のiCloudがハッカーに侵入され、マット・ホーナン氏の携帯やパソコンに持ってた過去数年分のデータが全部抹消されてしまったと伝えています。

Icloud logoyoko
 
アメリカのGizmodoは、これが原因でGmail経由でTwitterアカウントが一時乗っ取られて(その後復旧)しまったとのことですが、マット・ホーナン氏はこの経緯を以下のように語っているそうです。
4:50 PM、何者かが僕のiCloudのアカウントに侵入し、パスワードをリセットし、リセット確認メッセージをゴミ箱に捨てた。元のパスワードは7桁の文字と数字の組み合わせで、他では使ってない。[...] Gmailアカウントのバックアップ用アドレスも同じ.macのメールアドレスだった。

4:52 PM、彼らはGmailのパスワード回復のメールをその.macのアカウントに送って、その2分後、Google Accountパスワード変更通知のメールが僕のところにきたんだ。

5:00 PM、iPhoneがリモートワイプされる(Find my iPhoneがオンになっていた)
5:01 PM、iPadがリモートワイプされる(Find my iPadもオンになっていた)
5:05 PM、MacBook Airがリモートワイプされる(Find My Macもオンになっていた)
数分後、Twitterがハックされる。まず僕のTwitterアカウントがハックされ、そこからGizmodoのアカウントもハックされた。
今回iCloudがハッキングされた原因は、パスワードを破られたのではなく、ハッカーがアップルの技術サポートに電話をかけてマット氏に成りすまし、セキュリティ保護用の質問うまくはぐらかし本人だとAppleの技術サポートに思わせることに成功してしまったそうです。

非常に単純な方法でiCloudがハッキングされるという事件が発生してしまったようです。これによりマット氏は過去のデータを失うという取り返しのつかないことになってしまったので、本人は相当ショックだったことでしょうね。

これだけ明るみに出ているのでもう同じ方法でハッキングされることはないとは思いますが、いくらパスワードを頻繁に変えていてもこういったケースもあるというのはなんとも・・・。